最近話題のオンライン家庭教師。
値段の安さが人気の理由の一つですが、それだけで選んでしまうと思うように成績が上がらなかったり、思っていたより出費がかかってしまうことも!
そこで今回はオンライン家庭教師を選ぶ上で注意すべき点や起こり得る問題をまとめました。
オンライン家庭教師を選ぶ時に注意すべき点
まずはオンライン家庭教師を選ぶ時に、気をつけたほうがいい点について解説していきます。
サービス内容から金額面まで懸念される内容をまとめました。
- 1人で勉強するためなかなか集中して勉強できない
- 先生の目が行き届かない部分がある
- 通信状態のトラブル
- 高学歴=良い先生 とは限らない
- 授業を受けれるだけ受けさせようとする
- 質問の返答まで時間がかかる
- 志望校や受験などの情報に詳しくない可能性
- 授業料以外にも料金を請求される可能性
- 授業料以外にも料金を請求される可能性
1つずつ解説していきますね!
1人で勉強するためなかなか集中して勉強できない
やはり家庭教師と違い、画面越しで授業を行うため先生との距離があります。
先生との信頼関係も学習意欲において重要になってくるので、実際に会って教わる事が出来ないのはネックです。
常に緊張感を持って勉強することはご自宅での勉強はテレビやゲームなど誘惑がつきもの。
塾のように一緒に勉強する仲間や、自習室のような勉強をするための場所がないと勉強習慣のない子はなかなか自ら進んで机に向かって勉強する事は難しいと考えられます。
授業中以外にもきちんと勉強する習慣がつくよう、次回までの宿題のスケジュールを作ってくれる会社や、質問をいつでも受け付けてくれる企業もあります。
学力を伸ばすには1人での学習時間も大切。
授業中以外のサポートを行っているかどうかもチェックしてみてください。
先生の目が行き届かない部分がある
対面で行う授業とは違い画面越しで指導を行うことになるので、英単語のつづりや漢字の送り仮名など、細かいところのミスには気付きにくくなります。
テストでは減点対象になるのでそういった間違いも防ぎたいところ。
最近のオンライン家庭教師では、顔を映す通常のカメラに加えてノートを映す用のカメラと2つを使って授業を行う企業が増えてきているようです。
それによって先生はお子さんがどういう考え方で問題を解いているのか、また細かい減点対象などまでしっかりと見ることができます。
手元カメラを使っているかどうかという点も参考にしてみてください。
通信状態のトラブル
ネットの接続が上手くいかなかったり、パソコンやアプリの不具合などオンライン特有のトラブルによって予定していた時間に指導が受けられないということもあり得ます。
こういった不具合で授業が受けられなかった場合は補償してくれない企業も。
トラブル時にどういう対応をする会社か授業開始前にしっかりと確認しておきましょう。
また良い会社だとパソコン初心者の受講生にはパソコンの活用法も教えてくれる会社も!
高学歴=良い先生 とは限らない
有名大学の先生だから安心!と謳っている企業もたくさんあります。
確かに高学歴の先生なら難しい問題でも解けて当たり前。
ですが先生自身が単純に頭が良いことと、それを人に上手に教えることが出来るかどうかは別の問題。
実際の授業では「淡々と説明されて勉強が面白くなかった」、「説明が難しくてで分かりにくかった」というのも良くある話です。
「良い先生」とは、お子さんの意思がきちんと読み取れるコミュニケーション能力があり、集中力を切らさせないよう面白く、かつ分かりやすく教えてくれる先生です。また生徒さんとの相性も関係してきます。
万が一合わない先生だった場合のリスクを減らすために、無料体験授業を受けることや、先生の交換が出来るか、またそれに料金は発生するかどうかを確認しておくことをお勧めします。
授業を受けれるだけ受けさせようとする
先生といえ向こうは商売でやっているため、授業数が多いほど利益も増えます。
お子さんの事をきちんと考えてくれる先生もいれば、収入の事だけを考えて授業数を増やさせようと、「今のままでは間に合わないよ」「他の生徒さんはもっと授業を受けて頑張ってるよ」など言葉巧みに不安を煽ってくる先生もいます。
見極めは難しいかもしれませんが、必要以上に圧力をかけるのはお子さんにも相当なストレスになるはず。
先生に言われる事は鵜呑みにせず、冷静にお子さんの今の状況と今後の目標値を明確にし、お互いが納得した上で授業をお願いするようにしましょう。
質問の返答まで時間がかかる
お子さんが問題につまづいて先生にすぐ質問したくても、返答まで数日を要する企業もあります。
答えが分からない状態のまま数日待たなければいけないのはもやもやするもの。
次の問題にも進めずやる気を損なってしまう恐れも。
授業中以外にも質問する事ができるのか、またどのくらいで返答をもらえるのかも重要な確認ポイントです。
志望校や受験などの情報に詳しくない可能性
大手進学塾であれば志望校の出題傾向や難易度、また志望校合格に向けた的確なカリキュラムを組んでくれます。
家庭教師、特に個人で教えている先生は塾ほど情報量に期待は出来ないかも知れません。
「学力を伸ばしたい」ことが目的であれば問題ないかもしれませんが、受験生のお子さんであれば、情報量が命運を左右する事もありますのでぜひそういった点も考慮してみて下さい。
授業料以外にも料金を請求される可能性
指導料を明確に表記していない企業は、あとからテキスト代や必要のない機材まで買わせようとしてくる可能性もあります。
実際にはいくらかかるのか、テキストを購入する必要性があるかなど予め確認しておかないと、悪質な企業だとキャンセルするにもお金を請求してきます。
また授業で使用する「WEBカメラ」や「ペンタブレット」などはレンタルを行なっている企業もたくさんあります。
これらを購入させようとする所はまず信用しない方がいいでしょう。
オンライン家庭教師の相場は?いくらくらいが普通なの?
料金は企業やお子さんの学年、指導方法で異なりますが、中学1年生の場合、週1コマの月謝はだいたい6,000円〜13,000円くらいの間のようです。
もし極端に安い場合はきちんと研修を受けてないアルバイトの講師や、分かりづらい所で請求される可能性もあります。
あとでトラブルにならないためにも事前にしっかり確認しておきましょう!
オンライン家庭教師を選ぶ時に気をつける事
ここまでオンライン家庭教師をお願いする上で注意点、起こりうる問題点をお伝えしました。
改めてリストにまとめましたので、オンライン家庭教師を探す際に確認してみてくださいね!
- 授業中以外まで考えてくれるサービスはあるか
- お子さんにとって「分かりやすい」授業をしてくれる先生か
- 通信状況が悪い場合のサポートはあるか
- 授業数は「必要以上」ではないか
- 先生の交換が出来るかどうか、また料金は発生するか
- 質問は受け付けてくれるか、返答までの時間は?
- 先生は「受験」に精通しているか
- 手元カメラはあるか
- 授業料のほか教材費など別途にかかる経費などはあるか

などといった事に気をつければ、悪質な企業に捕まってしまうリスクを下げることが出来るかと思います。
お得に良質なサービスを提供してくれる会社もありますので、ぜひオンライン家庭教師を選ぶ際参考にしてみてください。
まとめ
今回は安すぎるオンライン家庭教師を選ぶと危険な理由をお伝えしました。
安くて便利ではありますが、「安すぎる」サービスを提供するということは、先生にきちんとお給料が支払われていなかったり、別で請求されたりなど必ずカラクリがあるはず。
お金ももちろんですが、お子さんの貴重な勉強時間が無駄にならないよう、先生選びはぜひ慎重になさってくださいね。
良い先生が見つかりますように!
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